“このやわらかなプロジェクトの進み方を見ていると、
「あっち側」か「こっち側」か、というような
「対立軸」からの発想が、
すっと乗り越えられているのに気づくわけです。
あの国とこの国、敵と味方、有料と無料、プロと素人、
クラシックとポピュラー、メディアの大と小、
仕事と遊び、ビジネスとボランティア、
見えるものと見えないもの、日常と祭り‥‥もう、
あらゆる対立項(と思われてたもの)が、
すっかり混じり合って「どっちでもいい」になってる。
これ、ぼくの憧れの状況だったんです。
じぶんたちのやっていることも、そうやってきたつもり。
だけど、「音楽」というものを元にすると、
すっごく気持いい感じですうっと実現しちゃうんですね。
なんだか、とても大きな勇気をもらったと思います。
「敵と味方に分かれて争いながら進む」っていうの、
やめられるんじゃないかという希望を感じました。”
坂本龍一『Playing the Piano』韓国公演のUstream無料ライブ中継ついて by 糸井重里氏